■尾山神社■
2020.1.20参拝
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◆尾山神社 基本情報◆
【所在地】石川県金沢市尾山町11-1
【御祭神】前田利家・利家正室お松の方
【例祭】4月27日
【ホームページ】こちら

慶長4年(1599年)に前田利家公が亡くなり、その後二代藩主利長公は利家公を神として祀ろうとしましたが、当時前田家は外様大名の立場であり、幕府との関係を良好に保つために、神社創建に踏み切ることが出来ませんでした。
そこで利長公は、守護神としていた越中の物部八幡宮や榊葉神明宮から勧請する名目で、卯辰山の麓に社殿を建て、利家公の神霊を合祀し、卯辰八幡宮(現・宇多須神社)と称し、藩を上げて崇敬しました。
廃藩置県後、明治6年(1873年)に、歴代藩主の別邸であった金谷御殿跡に現在の尾山神社が建立されました。


◆境内の様子◆

東茶屋街近くの浅野川稲荷神社での参拝を済ませ、尾山神社へ来ました。


社頭
石鳥居から階段が続き、その奥に特徴的な神門が見えます。
この神門を観ることを、今回の旅で1番楽しみにしていました!
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社号標
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鳥居をくぐって階段を上ると、神門が迫ってきます。
この神門は、明治8年(1875年)の建築で、国指定の重要文化財です。
津田吉之助の企画・設計で、高さは18メートル。3層目の屋根の上には8メートルの避雷針が見えます。この避雷針は日本最古のものだそうです。
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神門からは奥に拝殿が見えます。
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神門下層には立派は彫刻が施されています。
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神門をくぐり、手水で清めます
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手水舎から見た神門です。
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和・漢・洋の三洋式混用の神門は、全体は木造の架構で支持されています。1層目は戸室石積みの3つのアーチ、3層目の大きな窓には色硝子が入っています。


日没後には明かりが灯り、こんなに素敵な雰囲気に・・・
明治期にこんなモダンな門を神社に造ったなんて、本当に斬新です!
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拝殿
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明治6年(1873年)建立、入母屋造屋根瓦葺です。
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拝殿扁額
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拝殿に掛かる吊り灯篭奉納提灯も沢山です。
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拝殿前の狛犬です。
前脚の細さが特徴的です。
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拝殿でのお参りを済ませ、拝殿の右手を見に行ってみます。


左・前田利家公像
鎧の背中にかけた母衣(ほろ)が大きくふくらんでいます。
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右・お松の方の碑
お松の方は前田利家公の正室。利家公亡きあとは芳春院と号しました。


御本殿
流造り、明治6年(1873年)の建築です。
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御本殿を囲む煉瓦造りの玉垣梅鉢紋の透かしレリーフが見られます。
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力石(さし石)
この石を撫で健康を祈願します。
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摂社・金谷神社
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左上・金谷神社御本殿
右上・金谷神社社号標
左下・金谷神社御祭神  二代藩主前田利長公から十七代当主とその正室が祀られています。
右下・金谷神社の火袋が梅のデザインの灯籠
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東神門
登録有形文化財です。
旧金沢城二の丸の唐門で、昭和38年に当社境内地に移築されました。
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釘を1本も使わない工法で造られています。
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金沢城の度重なる火災のなかでも焼失することのなった縁起の良い門で、門に彫刻されている二匹の龍が水を呼び込んだためと言い伝えられています。



◆御朱印◆

拝殿に向かって左手の授与所で頂戴しました。
初穂料300円です。
右下の印は毎月変わるそうです。
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御朱印は、授与所にて8:30~18:00の間に頂戴出来ます。

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斬新なデザインの神門、煉瓦造の玉垣など見どころいっぱいの境内で、大変良いお参りをさせていただきました。


尾山神社参拝後は、北鉄バス・城下まち金沢周遊左回りルートで香林坊から広小路まで乗り、宝勝寺へ向かいました。

この旅では、北鉄バス1日フリー乗車券を利用しました。
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◆尾山神社周辺Map◆


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